6月29日。残雪も残りわずかになりました。
2010年 06月 29日
羊蹄山の残雪ももうわずかになってきました。今年は蚊が多いようで、おしりなどあちこち噛まれています。
ホワイトガーデンもようやく白っぽくなってきました。特に、フランスギクが咲き出すと白一色になります。先に、「京極三悪人」の一つにフランスギクを入れましたが、フランスギクは観賞用に導入された帰化植物で現在では道路脇にいっぱい咲いています。私も以前に住んでいた住宅の庭にあったものを数株京極のホワイトガーデンに移植したのが始まりでした。無理矢理連れてこられて「悪人」呼ばわりは本人にとって不本意なことでしょう。でも、本当に増えるんです。毎年、開花が終わり次第一部を残して整理するので、最近はおとなしくなってきました。手前がフランスギク(152)で、一番奥にテマリカンボク(153)が見えます。
テマリカンボクはコデマリと良く似ていて間違うことが多いようです。挿し木が容易なので、京極では沢山植えています。丈夫で成長も早いのでアナベルとともにホワイトガーデンには重要な位置を占めています。
今は、フランスギクに埋もれてしまっていますが(よく見ると中央にあります!)、先週まではホワイトガーデンで存在感があったのは、ポテンティラ・ホワイトクィーン(154)でした。これもこぼれ種で結構増えますが、私には「理想的な」増え方のように思っています。
やはり、ホワイトガーデンの一員のインカルビレア・アルバ(155)は、球根植物で独特の姿をしており開花期間も長いので私のお気に入りの一つとなっています。
最近、次から次に咲くのでアップするのが次第に遅れてきています。なにぶん、週の半分は京極で、京極のPCはインターネットが使えないので札幌に帰ってからアップしています。次のクレマチス・モンタナ(156)は、すでに先週開花が終了したものです。2年前にお向かいのモンタナの枝を頂いて沢山挿し木したものです。白樺の切り株につるを巻かせてありますがとうとう一番上まで届いてしまいました。
モンタナにも結構種類がありますが、これは比較的大花の種類(157)で、散歩中に咲いていたお宅から頂いて挿し木したものです。オウゴンニセアカシア(158)に絡ませてあります。
先週、ピークが過ぎてしまったサルビア・プラテンシス(159)です。毎年、レウイシアが終わる頃に開花盛期になって下旬には終わって沢山種子を付けます。増えすぎないように、早めに花茎を切り取るのですが油断するとサルビアだらけになってしまいます。比較的短命な宿根草なので、適度に種子が落ちて翌年以降に咲いてくれるように調整するようにしています。現在開花中のものは3代目になります。
プラテンシス・アルバ(160)も同様に増えやすいのですが青色ほどでは無いような気がします。
最後に、アルメリア・マリティマ・ローズ(161)ですが、私が子供の頃に植えたことのある思い出の多い宿根草です。たしか、「ハマカンザシ」と呼んでいたと記憶しています。何しろ、開花期間の本当に長い宿根草で、レウイシアと同じ頃に咲き始めまだまだ咲くつもりのようです。
ホワイト(162)もきれいな品種です。開花期間が長いのですが、必ずしも長命とは言えない宿根草では無いかという気がします。株が上がってきたら株分けした方が良いようです。どうしても蒸れやすいので、開花が終了した頃に株分けするようにしています。