クレタ島の植物②
2011年 03月 10日
さて、退屈しのぎのクレタ島第二弾です。
クレタ島は石灰岩が多くて、乾燥しやすいため大きな樹木はなくて全島ロックガーデンとも言えます。山岳地帯に行ったときに見つけた小さな食堂(タベルナ)の裏庭の写真です。庭と言うより野生の草花が自生しているロックガーデンといったところです。
プシロリティス山という高山の麓にルピナスが咲いていました。多分、観光客が持ち込んだものだと思いますがすっかりなじんでいました。
自生の宿根サルビアですが種類はわかりません。このようなハーブ類がいたるところに生えていて、地元の人はこれを利用してハーブティを作っていました。訪問先でいつもいただいてあまりにも美味しかったので瓶詰めを頂いて、自宅で入れてみましたら小さな虫が浮かんでいました。これもハーブなんでしょうか。
クワイのなかまのArum creticumです。その隣にはサルビア・オフィシナリスがありました。これは、京極でも植えていますが寿命が短い宿根草のようです。
Malba sylvestrisです。これもハーブの仲間です。京極でも植えていますが、花はもっと大きくてきれいです。帰化植物として北海道の雑草になっています。
野生のラベンダーです。木質化してまるで盆栽のようでした。ギリシャ北部のテッサロニキにも行きましたが、そこでは国立のラベンダーの遺伝資源保存園がありました。非常に沢山の原種が保存されていて驚きました。
ユキノシタの仲間のバラリアーナ・アザリフォリアです。北海道にはピンクのヒマラヤユキノシタがありますが、白花を見たのは初めてでした。
ユーフォルビア・アーカンソーサムというきれいな種類です。ユーフォルビアは何種類か京極にも植えていますが、ほとんどが冬には地上部が枯れてしまうのですが、これは灌木のようになって残っていました。