増え続けるサポナリア・オフィシナリス
2010年 08月 08日
さて、宿根草の方も暑さに弱い種類が心配ですが、幸いそのような種類の多くはすでに最盛期が過ぎつつあるので何とかなりそうです。
サポナリア・オフィシナリス(391)は、シャボンソウとも言われて石けん代わりになると教科書に載っていますが、試してみましたが泡は全然出ませんでした。他のサポナリアの事かもしれません。このオフィシナリスは、「京極三悪人」の一つフランスギクに匹敵するくらい増え続けて、放置すると他の宿根草を駆逐してこの時期になるとピンク一色になってしまいます。
この写真は、ボーダーにリクニスやアクイレギアなどと一緒に植えていますが、いつの間にかサポナリアだらけになってきました。太い丈夫な地下茎をどんどん伸ばして、地表をびっしり覆ってしまいます。
こちらは、モナルダと一緒ですが、丈夫なモナルダの中にも地下茎を伸ばして咲き出しました。開花が終わる頃に整理するのですが、地下茎を引っこ抜くのは大変です。
同じサポナリア・オフィシナリスの仲間で八重のロサ・プレナ(392)は、比較的おとなしい方です。八重が美しいのでむしろ増やしていますが、思ったほど増えないようです。茎が伸びすぎて倒れる傾向があるのが欠点かもしれません。
フィソステギア・アルバ(393)も良く増える宿根草です。こちらは株が大きくなるだけなので、それほど迷惑していませんが、それでも放置しておくとかなり広がってしまいます。どういう訳かピンクの方は、なくなってしまいました。
シャスターデージー・オールドコート(394)は、花弁がよじれて美しい品種です。ホワイトガーデンに植えて3年目になりますが、思ったほど大きくならないので、今年は堆肥を沢山入れたので来年が楽しみです。
同じシャスターデージーの仲間であるクリサンテマム・クレージーデージー(395)もホワイトガーデンに植えて3年目ですが、こちらは次第に株が大きくなってきました。花弁が大きくて倒れにくいので存在感があります。
ルリタマアザミ(396)は、どこにふれても痛いのでそばに寄りたくない宿根草です。でも、独特の色彩と草姿は魅力的なので、除草などで近寄らなくても良い場所に植えています。
サルビア・グルティノーサ(397)は、サルビアでは唯一の黄色い花をつける種類です。園芸種ではないので地味な花ですが、草姿が美しくて香りもなかなか良いので増えすぎない程度に管理しています。でも、種子が飛ぶようであちこちで生えてきました。
最後にセダムを2品種。セダム・サマーグローリー(398)は、花が美しく良く広がります。開花期間が少々短いのが欠点かもしれません。
オオベンケイソウ(399)は、文字通り草丈が50cm近くなる大型のセダムで花も美しく鑑賞期間も長いのですが、あまり増えません。