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珍しい植物の紹介③ ファロピア

斑入りのファロピア(Fallopia japonica 'Variegata')は、ジャポニカとあるように日本原産のソバカズラ属の観葉植物です。コニファで有名なM庭園で偶然見つけて購入したのですが、その後どこにも売っているところを見ませんのでかなり珍しい植物と思います。耐寒性もあり、美しい斑入りがホワイトガーデンの良いアクセントになり大事にしていますが、生長が遅いので来年は腐葉土などを入れて大きくしたいと思っています。
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さて、このファロピア、英国では大変な問題児のようなのです。インターネットで見てみると、外来植物のうちTop Ten Wanted!となっており、19世紀に日本からガーデン用(観葉植物)として斑入りでないオオイタドリを導入し、その後各地で増え続け雑草化したようで、Japanese Knotweedとして毛嫌いされ、いまでは最大の「ecological mistake」とされています。私もこの美しいファロピアが京極でも困りもののオオイタドリの変種とは思いもしませんでした。雑草でも斑入りが入ると珍重される例は、ドクダミなど多くありますが。
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ファロピアの仲間にナツユキカズラがありますが、そう言えば花はイタドリにそっくりなので、なるほどと感心した次第。斑入りが入ると生長が劣る事が多いので、余計珍重されるのかも。斑入りがなくなった先祖返りが急に増えないことを祈っています。
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by kunimayu2008 | 2008-12-25 10:11 | 宿根草

退職後に始めた2300坪の庭造り


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