珍しい植物の紹介③ ファロピア
2008年 12月 25日
さて、このファロピア、英国では大変な問題児のようなのです。インターネットで見てみると、外来植物のうちTop Ten Wanted!となっており、19世紀に日本からガーデン用(観葉植物)として斑入りでないオオイタドリを導入し、その後各地で増え続け雑草化したようで、Japanese Knotweedとして毛嫌いされ、いまでは最大の「ecological mistake」とされています。私もこの美しいファロピアが京極でも困りもののオオイタドリの変種とは思いもしませんでした。雑草でも斑入りが入ると珍重される例は、ドクダミなど多くありますが。
ファロピアの仲間にナツユキカズラがありますが、そう言えば花はイタドリにそっくりなので、なるほどと感心した次第。斑入りが入ると生長が劣る事が多いので、余計珍重されるのかも。斑入りがなくなった先祖返りが急に増えないことを祈っています。